中国万事通

玉龍 遠く上る 白雲の中(黒龍潭公園/麗江5)

2017/09/01

IMG 4808

(理想と)

IMG 4825

(現実)

○黒龍潭公園と軒下の体重計

この日は、黒龍潭公園へ行きました。 黒龍潭公園へは、麗江古城の南にあるバスターミナルから、バスが出ています。 朝、宿のwifiを使って、ネットで調べると、確か何十元かしたんだよな~。

結構高いな~なんて思っていると、 ママ・ナシ・ゲストハウスのおばさんとおじさんが話しかけてきました。 「それなら、バスに乗るといいよ。ここから南にいったところにバス停があるから、 8番のバスに乗って行ったらいい」と教えてくれました。

サンキュー。数十元と1元なら全然違うわとおじさんに感謝し、 市バスに乗って行きました。

IMG 4757

(赤字が「バスターミナル前」。左から4番目が「黒龍潭」)

バスに乗っていると、毛沢東主席の石像を発見。 車内から写真を撮りながら、ニーハオと挨拶。 心の広い毛主席は手を挙げて答えてくれました。

IMG 4794

(道行く人民にも手を挙げ、「为人民服务(人民のために働く)」を貫く毛首席)

市バスのアナウンスを聞き逃し、無事一駅乗り過ごして下車。 バスの一駅は歩くと遠い。。。 地図を見ると、幸いバス停から東にまっすぐ歩いていくと、北側の入口がある。 めっちゃローカル感のある道を、黒龍潭公園へ向かって歩く。

IMG 4796

めっちゃボロい宿屋とか飯屋があったけど、 このあたりはあんまり稼いでなさそう。

そのまま歩いていくと~。

IMG 4798

視界が開けました!

これ、青空ならすっごく写真映えするなあ、と思いながらパシャリ。 ここはもう黒龍潭公園の中。

中に入る前、入口で入場料70元を払うと、 係員「あんた外国人?身分証見せて」 僕「はい、パスポート」 係員「観光地区保護費払った?」 僕「(うっ、出た。80元だ。)払ってないです」 係員「じゃあ払って」 と、いうわけで、保護費の領収書を貰った。

係員「この領収書持ってないと、また保護費払わないといけないよ」 というアドバイスを背に、 (今日の夕方、大理行くからここが麗江最後の観光地なんだよな~)と思いながら入場。

泣く泣く払ったけど、美しい景観が守られるならいいか~。 ただ、中国の他の観光地だとこの名目の費用ないんだよな。 中国の観光地の入場料は年々値上がりしてる気がする。 一か所の入場料1,000円overの出費はキツい。

IMG 4803

(公園内の「麗江県 同胞参加 抗日救亡 記念碑」)

公園といっても中は南北に伸びている。 東側には低めの象山があって、トレッキングができる。 その象山の西側に、北(玉龍雪山の方向)から流れてくる雪解け水が溜まって 湖ができている。この公園は、この湖を囲んで作られたものだ。

山と湖の間を南に歩いていくと、上のような石碑があった。 雲南はけっこうな反日。第二次大戦のときに、日本がミャンマーに侵攻した。 その際、ミャンマーを助ける名目で、この雲南の男子たちが兵隊として、 山の中に道を作り、救援物資を送り込んだ。 雲南の人たちはその記憶が強く残っている。。。

また、日本人にとって雲南は有名な観光地ではない。 現地の人が、今の日本人に触れる機会がないから、 彼らの日本人に対する記憶は第二次大戦のまま変化しない。 中国政府の歴史政策は、悔しいけど、草の根レベルでは強力に根付いている。

反対に一般的な日本人を顧みて、変わらないなーとも思う。 日本で中国のイメージを聞くと、「反日で危ないでしょ」とか、 「食事も水も汚染されてるから行かないほうがいいよ」ってそのレベル。 結局、自分で能動的に情報を集めに行って、ステレオタイプを打破しようと思わない限り、 思い込みの世界から逃れることができない。 そのちょっとした努力で世界が広がるなら、自分はそれを惜しまないようにしよう、 と思いました。

IMG 4807

黒龍潭公園は風光明媚だから、明・清代に数多くの楼台が建てられた。 今は修復したり、別のところに新しく建てたりして、割と見飽きない。 明代の大旅行家、徐霞客もこの地を訪れ、その建物の素晴らしさを文章に残している。

すると、建物の軒先に体重計が置いてあったw めっちゃ唐突やん、と思いながら、地元の人が降りるのを待ってから、 僕も乗ってみた。

IMG 6581

靴履いてるから身長伸びたな~w 服も着てるし。 体重、前日の下痢地獄から復活した翌日だから、だいぶ痩せてるなw

○曇りの公園に古代の人々を想う

また歩いていると、神社のような場所に到着。

IMG 4814

中国にも絵馬があるのかな~と思ってよく見ると、

IMG 4818

なんと、漢字と東巴文字で願い事が書かれているw この裏に、自分で文章を書いて吊るすようだ。

「心願成就」が気に入ったので、買って持って帰ろうと思った。 しかし、周りに人が誰もおらず、一枚いくらかも変わらなかったので果たせず。 人の願いの写真だけ撮って帰ってきた。

IMG 4815

「怖いのは百歳まで生きなきゃいけないこと(怕是要活100岁)」だって。 なんじゃそりゃ。

IMG 4817

「趙楽!まだ愛してるから、僕のところに帰ってきて!」って切実やなw 直接言ってあげなさいw

他にも日本人が書いたのもありました。

湖をぐるっと一周して、写真スポットを探す。

IMG 4810

湖をまたぐ橋の上から。奥が玉龍雪山、右が象山。

IMG 4825

(これもいい感じ)

写真を撮った後、湖の鯉たちに余ったプリングルスをあげまくって遊ぶなど。 湖をぐるっと一周。

IMG 4827

(橋が架かっている。清代に作られたそう)

IMG 4830

(ちょっと晴れた)

公園を出て、向かい側にあるナシ族博物館に行く。 入場料は無料。入口でチケットを買う必要もないのに、 係員が3人いる。暇そうにみんなおしゃべりしてた。

IMG 4833

(博物館入口)

IMG 4847

(ナシ族の黄道12星座。方角を表すのにも使われていた)

IMG 4858

(The 山岳民族って感じ。強そう)

IMG 4860

(これが東巴文字の本。絵本じゃないよ!)

IMG 4865

(毛沢東に捧げられた布。「我々は永遠にあなたについていきます」が、 漢字を含めて6種類の文字で書かれている。下に二文字ずつ並んでいるのは、 雲南に住んでいる民族の呼び名。他民族の地域ってことを再認識する)

IMG 4870

(東巴文字(左)と甲骨文字(右)の比較)

IMG 4871

(東巴文字(左)と古代エジプト文字(右)の比較)

IMG 4877

(ここもチベット仏教文化圏だな~)

やっぱり博物館は理解が深まるな~と満足して、 8番のバスに乗って帰っていきました。

IMG 4880

昼飯は、バスターミナルの向かいにあったイスラムの牛肉面! 雲南でもイスラム教徒のお店はちょくちょくありました。 麗江のお店の特徴は、店の名前を東巴文字で対訳してるところ。 読めねえよw

IMG 4883

うまーーい!!! スープはすっきり醤油ベース、麺はさっき厨房で打ってた手打ち面。 ほんと中国のイスラムの牛肉面にハズレはないな。 中国行った時の食の楽しみだわ。

最近日本でもこの牛肉面が食べれるお店ができたんだって。 場所は東京の神田。一回食べに行ってみたい!

馬子禄 牛肉面

食事後、宿に戻って、おじさんおばさんに別れを告げて、 電車に乗って大理に向かう。

IMG 4893

次回のブログは、ストーリーに含められなかった麗江での雑多なことを書きます! その次はいよいよ大理石産出の地、大理。 高校の時、ぼんやり行ってみたいなあって考えてたのが実現できて嬉しかった!

----------------------

おまけ

IMG 4799

東巴文字でもこれやるのね。。。笑


えもん

えもん 大学では文学部に行きたかった都内IT企業のエンジニアです。
Twitter: @koneko_mc