中国万事通

ストーブと人の温もり(駅から宿へ:麗江1)

2017/08/22

日の出前の麗江駅

中国雲南省。省都の昆明から、麗江行きの寝台列車、硬卧に乗る。 21:04発車の予定だったが、15分ほど遅れての出発となった。 約9時間の乗車で152元(約2,500円)は安い。硬卧だと宿代も浮くし。

バックパックを棚に乗せ、早々に歯を磨き、 三段ベッドの一番下に寝ころびながら C-tripアプリで到着時間をチェックすると、朝6時過ぎには着くようだ。

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(これに乗った。このアプリで列車のチケットを予約することもできる)

他の旅行者の人のブログを見ても、大理からバスで来る人や、 昆明から飛行機で来る人が多く、麗江駅から市内への行き方は見つからなかった。

中国語は自信あるし、まあなんとかなるやろ、と思っていた。 隣のボックスで大富豪をしながら、勝った負けたと騒いでいる オッサンたちの声を子守歌に、掛け布団を深くかぶって寝た。

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朝6時過ぎ、麗江駅に到着。 駅に到着する30分くらい前から、列車内で爆音の歌がスピーカーから流れてきた。

列車の外にまで聞こえるんじゃないかと思うほどの大きな音で、 ビックリしてすぐに目を覚ました。 しかし、前日からの腹痛で体力が落ちていたため、 爆音の中を二度寝してしまった(笑)。

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(河口で食べた、この「パイナップルと鶏の砂肝のピリ辛炒め(菠萝鸡杂)」が当たったのだと思う。 飯食ってたら店の奥からネズミが「やあ」って出てきたし。。。)

で、爆睡してるところを、駅員のオバサンに「あんた、まだ居るの」と起こされた時には、 列車は既にプラットフォームに乗り入れ、完全に停車していた。 周りに乗客は誰もいないし、紛れもない寝坊だ(笑)。 どうも麗江は終着駅らしい。助かった。

「この音が聞こえないの?」と捨て台詞を吐いて他の車両を見回りにいったオバサンに 少しイラっとしながらも、超スピードで荷物をまとめて列車を降りた。 歌のサビは、「共産党を讃えよう~♪」だったので、 オバサンの当たりの強いセリフと相まって、中国に来た実感がさらに湧いた。

ホームに立つと、めっちゃ寒い。麗江の標高は2,400m。昆明の1,892mより500mほど高い。 100m上るにつれ、気温は約0.7度ずつ下がるので、昆明より3.5度寒い。 腹壊してるし怖いなあ、と思いながら、寝ぼけた頭で駅の出口に向かった。 そして、この悪い予感は当たるのであった。

麗江駅から市内へ。100元か、1元か。

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麗江駅を出ると、いるわいるわ客引きの壁。 駅の駐車場には白タクの車や、観光バスがずらっと並んでいた。 さすがに6時過ぎだとローカルのバスも走っておらず、 「市内に行く手段は他にないぞ」といってくる客引きを3人ほど無視して様子見。

麗江は中国人にも人気の観光スポットであり、しかもこの日は土曜日。 金曜日に寝台列車で出発し、土日に観光する人たちが大勢いた。 中には、男女混じった高校生くらいの4人グループもいる。 気軽に観光できる麗江の人気のほどが伺い知れた。

雲南省ローカルの人たちなら市内行きの情報を持ってるだろうと推測しながら、 これだけ大勢の人がいるから、最悪誰かに声をかけて、 一緒に客引きの車をシェアしてもいいかな、なんて考えていた。

客引きの壁を突破して進むと、駅と並行して一本の道路があり、 道路の手前左側には大きめの東屋があった。 すでにたくさんの人が軒下で時間を潰していたので、 とりあえず自分もここで待機し、日が昇るのを待った。

そのうち、客引きが「7時になるまでバスは来ないよ!」という文句を 交渉に使っているのが聞こえた。 これは裏を返すと、7時まで待つと市内行きのバスに乗れるということだ。 果たして、6時50分ほどには始発のバスが到着した。 駅前の東屋はバス停だったのだ。

バスに乗り、ほっと安堵したところで、2元を乗車賃ボックスに入れた後、 伸ばした手の下に「乗車賃、1人1元」と張り紙があるのに気付いた。 「ま、100元が2元になっただけだし別に構わない」と思いながら、 バックパックを抱えて座席に深く腰掛けた。

今日の宿は「ママ・ナシ・ゲストハウス」。で、どこ?

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バス内では、今日の宿「ママ・ナシ・ゲストハウス」の場所を確認する。 麗江の少数民族である纳西族(ナシ族)のご夫婦が経営しているそうだ。

グーグルマップのGPS機能で現在地を確認ながら、 宿近くのバス停に近づいたことを確認し、バスを降りた。

中国ではグーグルマップの検索機能は使えない。 しかし、マップ自体を見ることはできるし、 GPS機能は使えるため、自分が今どこにいるか確認ができる。

バス停から北に5分ほど歩き、 agodaというホステル検索アプリで予約した場所に着いた。 しかし、辺りにはそれらしき看板がない。

この時点で朝7時30分ごろなので、周りに人もいない。 ため息をつきながら、朝の雨で湿っている道路を北に南に歩いて探してみた。 しかし、見つからない。

何か情報はないかとagodaに書き込まれたコメントを見ると、 なんと場所を移転していたとのこと。 agoda内では情報が更新されておらず、地図には移転前の住所が載っていたのだ。 しかし、そのコメントにも、どこに移転したかは書かれていない。

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(朝の麗江。大通りを挟んだ向こう側には人がたくさんいた)

yahooで検索すると、booking.comのページがヒットした。 その住所をbaiduの地図アプリに入力すると、 宿はバス停から南に行ったところにあった。

寒いしお腹は痛いし、はやくトイレに行って楽になりたいと思いながら歩を進めた。 (アプリ関連は文字だけだとややこしいですね~。 機会を見て別の記事でまとめる予定です!)

○荷物を置いて、麗江古城へ。

南に歩いていくと、道路の両脇には、飯屋やホステルが並んでいた。 他には一般の人の家以外にも電気屋や歯医者、弁護士事務所などがあった。

また、そのような店の裏側には、新らしく建てられた居住エリアがあった。 周りに数か所あり、どこも「○○湾」といって、エリア名の後ろに湾がつく形だ。 その中の一つに、ママ・ナシ・ゲストハウスがあった。

3階建てで中庭付きの建物は新しくて清潔だった。 玄関の門をくぐると、炊事場と薪をくべ、湯を沸かすことのできる暖炉があった。 朝8時ごろにはなっていたが、奥さんがすでに起きていたので、チェックインの旨を伝える。 「数日前に他の日本人が来てたわよ」と、温かいお茶と真っ白い蒸しトウモロコシを頂く。 トウモロコシは実が詰まっていて、甘くておいしい。

人気観光スポット麗江にあって、8人部屋ドミトリー1泊35元(約580円)は格安だ。 しかも、部屋は広くて綺麗だし、そもそも自分の他には2人しか泊まっていなかった。

荷物を部屋に置き、一休みをした後、 わくわくしながら麗江古城に向かったのであった。


えもん

えもん 大学では文学部に行きたかった都内IT企業のエンジニアです。
Twitter: @koneko_mc