中国万事通

中国の列車で人の温かさを感じた話(大理駅)~ 大理 その1

2017/09/04

(大理駅の前景。門がある駅は他に見たことがない。大理の特色だな~。)

○2時間の移動でも寝台車?

こんにちは。えもんです。

この日は麗江から大理へ移動。 麗江古城の南側に、チケット販売の出張所があったため、 パスポートを出して夕方発のチケットを予約していた。 ここからは2時間ほどの旅路だ。

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(雲南省の主役級の都市が集まるプレート。 全部行ったわ、と思いひとりでニヤリ)

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深い山間を列車は進む。典型的な山岳地帯だ。 体感で行くと7割がトンネルだった。 ベトナムの北部からずっと赤土だな~。どこも川がドロドロ。 そういえばベトナムとの国境の川は「紅河」って名前だったな。

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大理の中心にある洱海(ジカイ)。 洱海は美しかった。 この湖は、南北に細長く、左右を山に挟まれている。 湿気を含んだ空気が左右の山にぶつかり、そこで形成される雲が雨となり、 その雨が山沿いにつたって、この洱海へ注いでいる。 電車は、湖の東側を走っている。

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洱海の西側には、かつて栄えた大理の歴史都市がある(全盛期は宋代。10~13世紀)。 洱海の南側は平地になっており、下関という地名だ。大理駅やバスターミナルがある。

洱海の西にある一連の山々は「蒼山」と呼ばれている。 トレッキングもできるし、ロープウェーで山頂に登ることもできる。 綺麗な滝もあり、遠くチベットのラサまで続く、茶馬古道の要所でもある。

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(湖の周りであっても平地は少なく、生活に適した場所は少ない)

早く大理行きたいな~と思いながら、電車に乗っていた。 この電車、座席が寝台列車と同じだ。 1つのボックスの中には、3段ベッドが向かい合って2セットある。 ここに、1人ずつ座席が割り当てられている。

最初は自分の席が本当にあっているかわからず、 周りの人に「ここであってる?」って聞いた。 様子を見ていると、一番上のベッドは使用禁止。 二段目のベッドに各々の荷物を置いて、一番下の段に腰を掛ける。

ベッドとベッドの間はそこそこの高さがあり、 座るときには体を折り曲げる必要はない。 僕の周りはおばちゃん4人と中学生くらいの女の子1人だった。

しっかし、みんなよく喋るw 中国語にしても早口だし、時々現地の方言を交えて冗談を言い合うから、 何を言ってるのか全く分からないw それでもちょくちょく「ヒマワリの種いる?」とか 「カップ麺にお湯入れてくるからちょっとどいて」など話しかけてくれる。

そうこうしてるうちに、おばちゃんたちの関心が僕に移り、 「どこからきたの?日本!何か日本語教えて~」となり、 「こんにちは」とか「ありがとう」といった簡単な挨拶をおばちゃんたちに教える。 不思議なことに、おばちゃんのほうが発音に変なクセがなくて、 中学生くらいの子は英語みたいなイントネーションで話していた。

普通は若い子のほうが耳がいいんだけど、なんでだろうと理由はわからないまま。 おばちゃんは、他にも日本語いくつか知ってるし。 きっと反日ドラマで覚えたんだろうな~。

そういえば、大理駅で電車を待っていると、近くに座っていた30代くらいの女性3人組が 会話の端々に「ありがとう」とかごく自然に日本語を交えて話していた。 その人たちの発音がきれいだったので、よっぽど「日本人ですか?」って聞こうかと思ったほどだ。 でも顔は中国人だし、中国語はすごく流暢に話してる(おそらくネイティブ)。

僕が行ったことのある中国の他の地域ではこんな場面に出会ったことがないし、 雲南省はみんな反日なのだと思っていた。 彼女たちの日本語は、仲間内だけのスラングとしての使い方だったようだ。 きっと反日にも白か黒だけではなく、グラデーションがあるのだろうなぁ。

と、閑話休題。話が脱線したので元に戻す。

と、おばちゃんたちととりとめもない話をしてると、 ちょうど大理駅についた。次の目的地、昆明行きのチケットを先に購入しておく。

○大理古城に到着。20時なのに、まだ明るい。

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左は大理の少数民族、白族(ペー族)の人たち。民族衣装を着ている。 山岳地帯の人には珍しく、色白だ。 右に見える塔は、大理の代名詞、「崇聖寺の三塔」。 そして、大理では仏教が盛んに信仰されていたので、 看板の右下にはハスの花が配置されている。

駅に着いたときには、大理の見どころは、大理石とこの三塔くらいだろうな~と思っていた。 しかし、その予想はいい意味で裏切られるのであった。

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(こっちを向いてるのが客引き。奥にバスがあるのが見えていたのでスルー)

駅を出て、ここでも客引きを避けつつ、大理古城行きのバスに乗る。 今日の宿は、大理古城の外側西エリアにある、「大理五行客桟(Dali Five Elements Hotel)」だ。 バスに乗って1元を払う。

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(オリンピックスポーツセンター。なぜ大理に?)

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畑と洱海。湖の向こうに見える山のふもとに電車が走ってる。 この日は洱海を時計回りに3/4周したんだなあ。 時計でいうと、12時からぐるっとまわって9時まで。

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ぼーっと外を眺めていると、道路標識に日本語表示が! 大理古城を「古い都である大理」ってなんじゃそりゃ。 日本に書いてある中国語も向こうの人からしたらそんな感じなんだろうな。

降りる場所の名前はわからないので、スマホのマップのGPS機能と 宿のマップを照らし合わせて降りる。間違えて一駅乗り過ごしてたw

この時点で夜8時。ヤバい、日が暮れそう! 大理は北京からかなり西にある。 調べてみると、北京の東経は116.23度で、大理は100.09度。 ベトナムのハノイは105.51度だから。。。

ハノイより西やん!!!

経度15度につき、1時間の時差があるやん!? それで時差が北京時間と同じってどういうこと?w と、北京にすべてを合わせて地方を無視する中央政府の無茶苦茶さを一人感じていた。

つまり、時計では北京と同じ時間(日本との時差は1時間)だけど、 日の傾き方からいうと、ベトナムと同じ(日本との時差は2時間)。

と、いうことは、バスを降りた時は時計は8時だけど、 体感でいうとまだ7時。夜が長くて得っちゃあ得した感じか。

しかし!ここで問題発生! 探しても探しても、ホテル予約アプリagodaのマップに載ってる場所に宿がない!! ここや!と辿り着いたところが、なんと消防署。なんじゃそりゃ。

またかよ、麗江でも同じやったやんけ、と気持ちが萎える。 agodaのマップは間違いだらけ。予約は使いやすいんだけどなー。

が、すぐに切り替えbooking.comにアクセス。漢字の住所をゲット。 それをbaidu地図アプリに転記して検索するも、入り組んでてよくわからない。 自分がどこにいるかも正確にわからんし。

幸い、近くに交通警察があったので、おっちゃんに「これどこ?」って聞いてみる。 「あっちの方向!」「そっち見たけど、看板も何もなかったで」 「あっちであってる!もっかい見てき」 と、言われて見に行きました。おっちゃん関西弁じゃないけど笑

10kgの荷物を背負って右往左往。日はだんだん暮れ始め、気持ちが焦る。 バスから降りて30分が経ち、腹減ったし疲れたわ~と少し腹が立ち始めたところで、 やっと見つかりました。

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(看板も何も出てない、何の変哲もない小道を入る)

しんど~。このまま見つからなかったら、よっぽど写真右の宿に泊まろうかと思った。

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(近くにあった別の宿。ネオンが消えててボロボロ)

宿は6人ドミトリーで一泊40元。 宿の写真はとるの忘れてた笑

○古城の賑やかな雰囲気で元気に。

あー、疲れた。腹減ったし飯やな~。 荷物を置いて、ホステルの受付でオススメの飯屋を聞いて、レッツゴー!

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(大理古城の中はにぎやか)

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(マクドナルドもあります。ほうじ茶味のアイスが人気)

うーん、人多いのはいいとして、歩いても歩いても店に着かない。 地図は貰ったけど、ほんとにあってるのかな? 過ぎちゃったのかなあと少し不安に。 20分くらい歩いたところで、やっと看板発見。

店の前に店員のおばさんが二人立ってる。 中に入ろうとすると、「今日は終わったよ」。 なにぃ!?あー、もうついてへん。

適当に他のところに入って食べたました。 これはとてもおいしくて、満腹になりました。

IMG 6598 (「云南火腿饭」25元)

IMG 4937 (「風花雪月」の名が冠された大理ビール)

ビールは、青島ビールとかハノイビールといったも薄いものでもおいしく飲めるんだけど、 これはかな~り薄い。ラベルはインスタ映えする笑。 喉乾いてたし、全部飲んだw

飯うまかったし満足やわ~と思って宿に戻ると、 なんと鍵が閉まってました。この宿どうなってんねん!!!笑 怒りを通り越して不安とやるせなさがMAX。 野宿の二文字が脳裏をよぎる。 よっぽど手前のボロホテルに泊まろうかと思った。

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ロビーは真っ暗で誰もいない。 10分ぐらいドアをがちゃがちゃやってたら、たまたま通りかかった別の宿泊客が中から開けてくれた。 ほんとにほんとに助かった。この日は歯を磨いてすぐ寝ました。 翌日、夜にロビーで休んでいると、他のお客さんが同じ状況だったので、 僕もカギを開けてあげました。そもそも鍵閉めんなや!!!笑 ちゃんちゃん。

次回は、大理古城内の観光記事です!


えもん

えもん 大学では文学部に行きたかった都内IT企業のエンジニアです。
Twitter: @koneko_mc